非破壊検査とは、機器や部品などそのものを壊すことなく存在する傷や介在などの有無、それらの大きさを検
査する方法です。
例えば、人体を検査するのが医者で(医者の場合は治療もしますが)機器や部品を検査するのが当社の仕事
すなわち非破壊検査なのです。
非破壊検査の検査員は、補修自体は行いませんが、補修方法の検討や防ぐ方法の検討するなど工業界のド
クターとしての業務を行っております。
仕事の割合として、2002年度は鉄骨UTが全体の30%で圧接UTが5%、ボイラー関係が10%、プラント保守
検査が残りを占めています。わが社は、会社の規模上1人1人が多数の業務を兼任することが多いため、専門
分野を基本的に持ちません。
当社は基本4種類(RT・UT・MT・PT)の検査を行っております。なかなか、すべてをする検査員はいないので、
その部分に関しては当社の現場を通じて得た経験が強みとなっております。
また2003年9月現在では、補強・保守に関してのご依頼もたくさんいただいております。鉄骨の補強工事を主
に検査をさせていただいております。公共の建物の寿命を把握したいというご依頼もあり、古い建物などは規格
や整備が遅れているため、基準を満たしていない場合が多いです。
検査員とは、日本非破壊検査協会の試験に合格した人がもらえる『認定書』を持つ人です。
認定書にも種類とランクがあります。
・RT(放射線透過試験)
・UT(超音波探傷試験)
・MT(磁気探傷試験)
・PT(浸透探傷試験)
・ET(過流探傷試験)
・SM(ひずみ試験)
ランクは3段階あり、上位資格を持つほど判定などの権限が増えていきます。